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横浜栄高等学校

校舎

2009年4月上郷高校と港南台高校が再編統合し、横浜市栄区にあらたに単位制普通科高校が誕生した。JR港南台駅から徒歩18分。円海山に隣接し、恵まれた自然環境の中にある現上郷高校の校舎施設を改修して活用している。これまで2校が目標に掲げてきた学力の充実と部活動・学校行事の充実を継承しながら単位制の強みを生かし、一人ひとりの進路希望を実現する文武両道の学校を目指す。現上郷高校校長の帯川ひろみ先生、開校準備室の加藤俊志先生にお話をうかがった。

単位制の強みを生かし、確かな学力の充実をはかる

単位制の強みを生かし、確かな学力の充実をはかる

単位制高校では、まず生徒一人ひとりが自分の履修計画を立てることが必要だ。新校では時間割を作成するにあたり、入学前に生徒と教師で1対1の履修ガイダンスを実施する。「生徒自身の将来の希望を聞き、一緒に履修計画を立てます。いま興味・関心のある科目だけでなく、進学も考えながら、文系か理系か、国公立大か私立大か、受験に必要な科目は…など1年次から卒業後の進路を考えて細かく指導していきます。たとえば、歴史や政治経済に関心があり、大学では社会科学関係の学部を専攻し、将来は起業したい、あるいは科学技術や工業技術に関心があり、大学で理工学を専攻し、将来は科学者となって研究を続けたい…など一人ひとりの希望に沿って履修例をあげ、3年間の流れを見せながら組み立てていきます」と加藤先生。理系進学を希望する生徒は、単位制のメリットを生かした『数学速習プログラム』も注目だ。通常、数学Ⅰ・Ⅱ、数学A・Bの4科目の履修は2年次終了までかかるが、この独自カリキュラムでは2年次前期までに学習を終えることができる。2年次後期には数学Ⅲの履修をスタートでき、3年次は演習中心の授業で、大学入試に向けて発展的な学習に取り組める。「速習することで早期に基礎学習を終えることができ、復習時間や演習時間を多く取ることができます。数学の知識は物理など他の理系科目にも応用できますから、医学部や理工学部・工学部など理系進学を目指す生徒にとってメリットは大きいでしょう」

また、進学重点校と同様に、1年次の最初には学力充実の基盤となる学習方法の指導が行われる。入学後の5月、校外施設で1泊2日の『学習キャンプ』を予定している。「高校学習の進め方や自主学習方法といった高校生活の基本動作から指導します。最初に生徒の不安を取り除き、予習→授業→復習の学習サイクルを確立することが学力向上の第一歩となるからです」と加藤先生はお話しになる。

地域との連携を通して豊かに生きる力をはぐくむ

地域との連携を通して豊かに生きる力をはぐくむ

新校は学力の充実をはかると同時に、「豊かに生きる力」の育成を目指している。2校がこれまで行ってきた取り組みを継承し、さらに発展させていくそうだ。その一つに上郷高校の伝統である『ふれあい教育』がある。人とのふれあい、自然や文化とのふれあいを通して優しさや思いやりといった人間尊重の気持ちを育てる。また、一人ひとりが社会を構成する一員であるということを地域との連携を通して学んでいく。活動内容は、介護施設訪問などボランティア体験学習を行うフィールドワークや生徒・保護者・教職員・栄区シニアクラブ等による三世代交流のせせらぎ交流会など。「『ふれあい教育』は上郷という歴史ある地域ならではの取り組みだという自負があります。地域社会の大人との交流や異年齢集団とのコミュニケーションの中で豊かでしなやかな心をはぐくんでほしい。港南台高校の伝統である『確かな学力』と上郷高校の伝統である『豊かに生きる力』、その2つのバランスがとても大切で、新校では二兎を追って二兎を得ます!」と帯川校長は力強くお話しになる。

部活動や学校行事でも2校の良いところを

部活動や学校行事でも2校の良いところを

部活動や学校行事でも2校の良いところを引き継ぎ、運動部・文化部とも充実させていく。2009年4月の開校を前に、バレーボール、陸上、吹奏楽などすでに2校合同で練習を行っている部活動も多い。学校行事は球技大会をリニューアルしたスポーツ大会や文化祭の実施が決定している。新校としてスタートし、生徒会発足後には生徒の希望を盛り込んだ新たな行事も検討していくそうだ。一方、上郷高校では新校の施設充実に向けた工事が進行中。特色ある単位制のカリキュラムを支えるため、ロッカースペース・ラウンジ・ガイダンスルーム・CALL教室・表現実習室などが新たに整備される。

10月からの「学校へ行こう週間」では、上郷高校と港南台高校で授業公開や部活動公開が行われる。実施日程は右記の通り。11月1日(土)は上郷高校で中学生を対象にした体験授業も行われる。内容は「のぞいてみよう、高校英語」(英語)、「身近にある確率(数学)など中学生にもわかりやすいテーマとなっている。横浜栄高校に興味を持っている生徒は、実際に学ぶ環境の中で高校授業を体験してみてはいかがだろうか。

(2008年9月取材)

校長先生からのメッセージ

どんなに当たり前のように思えることでも、その陰には人間の英知をかけた長い歴史があります。現代を生きる者は、その知恵の基礎から最先端の部分をほんの短い時間で学ばなければなりません。それだけ、先人に負けない努力が必要です。皆さんには、学びの道で「努力の天才」になって欲しいと思っています。学ぶ楽しさとは、知らなかった世界を知る楽しさです。大きな世界を知る楽しさです。人間そのものを知る楽しさです。その素晴らしさを心に刻んでください。「人間は平等である。」といわれます。この言葉は、人間の何について同じだと言っているのだと思いますか。それは、人間の一人ひとりが異なっていて、その違いは、かけがえのないものであり、そのかけがえのなさが同じだと言っているのだと私は思います。ですから、さまざまな違いを認め、尊重することが大切です。人とのかかわりから得た感動や喜びは、一生の宝となるはずです。感性豊かな、思いやりのある人間に成長して欲しいと願っています。真に賢い人間を育てたい。心の温かい人間を育てたい。この二つを実現する学校が横浜栄高校です。

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