県立中等教育2校、横浜市立南高校附属中学、川崎市立川崎高校附属中学の2016年度志願状況が公表されました。4校とも開校以来最も少ない志願者となり、十分な対策を積んできた生徒が受検する入試になってきたことがうかがえます。
小6生3,639名が志願
県内4校の公立中高一貫校に出願したのは、昨年度3,804名から165名減の3,639名となりました。学校基本調査による県内公立小学6年生数は77,541名、公立中高一貫校志願率は4.7%です。ちなみに昨年の志願率は4.8%、一昨年が5.5%でした。
相模原志願者数男女が逆転
男女別募集の3校志願者を見ると、女子では相模原のマイナス100名、南の学区外志願者過去最高がトピックスです。男子では2012年以来減少を続けてきた相模原男子が微増に転じ、平塚も1名プラスです。昨春の大学進学実績が評価されているのかも知れません。
実倍率は変わる
実際の倍率はここから下がっていきます。下の表にあるように、志願はしたけれど受検をしない、あるいは志願したけれど取り消す受検生がいるからです。特に相模原・南附属は多く欠席・取り消しが発生し、さらに具体的な人数は非公表ですが、合格発表後の辞退による繰り上げ合格も発生します。これらの多くは私立中学へ合格したため欠席、辞退をするというものです。
本番まで2週間あまり。悔いのない受検となるよう、職員一同最後まで応援します。