全日制課程の後期選抜 平均志願競争率は1.44倍
現行制度による最後の入試となる公立高校後期選抜の志願変更受付が2/10(金)をもって締め切られ、その応募状況が明らかになりました。
2012(平成24)年度後期選抜を実施する全日制課程の高校は計153校。2/10(金)の志願者数は31,733名(昨年比492名/1.6%増)で、後期選抜の募集定員22,019名(昨年比588名/2.7%増)に対する平均志願競争率は1.44倍(昨年1.46倍)となりました。なお、2/9(木)・2/10(金)の2日間の志願変更期間中には2,136名が志願先を変更し、6名が志願を取り消しています。
定時制課程の高校のうち全日制課程と同日に後期選抜が行われるのは2校です。2校の後期選抜募集定員198名(昨年比±0名)に対し、志願者数は409名(昨年比48名増)、志願倍率2.07倍(昨年1.82倍)と、昨年度よりやや上昇しています。
高校別志願状況は
2/7(火)の出願段階では後期選抜募集定員に満たなかった学校が全日制の課程で18校(学科・コース)ありましたが、2/10(金)の志願変更終了後は3校へと減少しました。高校別の志願状況について、2/10時点で2.0倍超の高い競争率となっているのは、〔表2〕のとおり全部で10校(普通科7校<一般コース・単位制普通科・クリエイティブスクール含む>、専門学科3校)です。後期選抜定員枠の小さいクリエイティブスクールや専門学科の高校が上位にある中、横浜翠嵐と湘南で高倍率となっています。例年、横浜翠嵐は東京学芸大学附属や慶應系列、早稲田系列などの難関国・私立高校との併願者が多い高校です。そのため、それらの高校の受験結果などにより、後期選抜当日に多くの欠席者を出す傾向があります。湘南の志願者の中にも同様の併願者が多数いると思われ、2校の今後の受検倍率や実質倍率の動きに注目したいところです。
実力は最後まで伸びる!
後期選抜本番まで残りあとわずか。高校受験生にとってはここが最後の正念場です。本番前日は新しい参考書に手をつけたりせず、今までやってきたパーフェクト特訓の見直しや使い込んだテキストのチェックを中心にしっかり行いましょう。実力は本番その日まで伸びます。みなさんの志望校合格を最後まで応援しています。