理科の合格者平均点は38.6点。得点分布も理科と数学に大きな変化
神奈川県教育委員会は3月26日（水）、「2014（平成26）年度 神奈川県公立高等学校入学者選抜学力検査の結果」を発表しました。合格者平均点は英語を除く4教科で昨年度から下がり、特に理科と数学は大きく下降しています。
下の表は県教委発表資料をもとに学力検査の合格者得点分布をグラフにまとめたものです。ご覧いただくとひと目で理科グラフの形が他の4教科と大きく違うことが分かります。合格者平均点は100点満点中38.6点、得点分布を見ても「21～30」のゾーンの割合が25％を超え、全体の1/4をしめるという厳しい結果でした。数学も理科ほどではありませんが、平均点が前年から10点以上下がり得点分布が変化しています。理科の実施結果の概要には「知識や与えられた情報を活用する問題、得られた結果を分析して解釈する問題、導き出した考えを的確に表現する問題の正答率が低かった」というコメントがありますが、それは数学でも、また文系の教科にも共通しており、点差がつくポイントになっています。
今回の公表資料には各教科の合格者平均点や得点分布のほかに、出題のねらいや設問別正答率も掲載されています。神奈川県教育委員会の発表ページは下記リンクからご覧いただけます。