共通選抜志願競争率は1.20倍と昨年より0.01ポイント上昇
1月31日(金)に募集が締め切られた県内公立高校の共通選抜志願状況が公表されました。全日制高校においては、共通選抜の募集人員4万3,760名(昨年比1,200名増)に対し、志願者は5万2,540名(昨年比1,923名増)となり、平均競争率は1.20倍(昨年1.19倍)となりました。今春の公立中学卒業予定者数は昨年より1,500名あまり増加する予定なので、全日制公立高校志願者はそれ以上に増えていることになります。
重点校人気はさらに高まる
表は県立進学重点校18校と横浜市立進学指導重点校4校の志願状況をまとめたものです。22校の募集定員は昨年より251名増えていますが、志願者は9,621名と昨年より667名増えました。22校の平均競争率は1.46倍と全日制全体より高い倍率となっています。
高校別に見ていくと、昨年に引き続き横浜翠嵐高校が2倍を超える志願倍率となり、湘南高校、横浜緑ヶ丘高校が志願倍率トップ3です。横浜緑ヶ丘高校は今回から特色検査を導入しますが、志願倍率は昨年を上回る1.74倍を記録しています。また、実質倍率1倍と無風だった追浜には昨年より134名多い353名が志願し、1.48倍の高倍率となっています。
志願変更の動きに注目
公表された志願状況を踏まえ、2月5日から7日まで志願変更期間となります。昨年は志願状況公表の翌日から2日間の志願変更期間でした。今年は志願変更締め切りまで1週間ありますから、昨年より志願変更を行う受験者は増えるものと予想されます。
志願変更期間のゆとりは同時に「悩み」につながるかもしれません。保護者、先生に相談し、最後は受験生自身が結論を出すことが大切です。「主体的な高校選択」こそが悔いのない高校受験となることでしょう。それは高校受験を乗り越えた多くの先輩たちの実感でもあります。
全受験生の健闘をお祈りしています。